記者 三山熊裕 報道
風邪をひいた時に運動はできるのか? この問題も多くの人を悩ませています。スポーツが好きな人は毎日運動をしている人が多く、風邪をひいても遅れることはありません。運動して汗をかくことで風邪が治ると思っている人もいます。それをやってみて、かなり効果があると感じた人もいます。
しかし、風邪をひいている時に運動をしている人もいて、それが原因で体調が悪くなり、入院につながってしまう方もいます。
では、風邪をひいていても運動はできるのか、できないのか。
まず、風邪をひいた時に体がどのような状態になっているのかを見てみましょう。
風邪をひくと、細菌やウイルスなどの有害物質が体内に侵入してくるため、細菌が増殖して体の各所に毒素を放出し、体がそれに抵抗するために免疫細胞を動員し、血液中の白血球やリンパ球が増えることで現れます。
生体の代謝が促進され、肝臓や腎臓の解毒・排泄機能が促進されます。体内での症状としては、体温の上昇や悪寒などがあります。要するに、風邪をひいている間は、生体全体が消費量が多く、代謝が高い状態になっているのです。
この時点で、運動は、体の酸素消費量、エネルギー消費量が増加し、体温が上昇しているように、体への負担を増加させる場合は、過度の物理的な労作、さらには浪費を引き起こすにバインドされています。 また、心肺系への負担が深刻になり、免疫力が弱まり、急性心筋炎を起こしたり、重症化すると命に関わることもあります。
特に高齢者や子供など、普段から体が弱い人は、風邪を引いた後の休息に注意することが大切です。 きちんと栄養を摂ることが大切で、必要に応じて医師の指導のもとで薬を使って風邪の治療をすることが大切です。
風邪を治すために汗をかくことに頼るのは間違いで、実際にこの方法で良くなった人もいるかもしれませんが、あくまでも一例なので真似してはいけません。
運動が好きな人は、風邪が治まるまで待ってから、適度な運動量で少しずつ運動を始めることが大切です。
合理的に運動をするための3つの基準
1.運動後の快適さ、過度の疲労感がなく、疲労しても休んだ後の回復が早いこと。
2.筋肉や腱の損傷の症状がないこと
3.時間が経つにつれて以前よりも良くなったと感じる、感じない、悪くなったと感じるのではなく。
要するに、運動は緩やかなもので、急ぐことはできません。1週間運動しないで週末に1週間分の運動量を補おうとして、精力的に運動する人もいますが、これは科学的な根拠がありません。
自分の体の状態に合わせて、良い運動習慣を身につけることをお勧めします。
記者 三山熊裕 報道